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2015年11月

2015年11月29日 (日)

地域包括ケアシステム

地域包括ケアシステムに関する研修会、学習会や講演会が毎日のように行われているけど、言うは易く行うは難いものだよ。

箱モノいくら揃えたって、そんなもん、全然システムになり得ない。システムっていうのは、人を行動要素とする動的システムのことをいうのであって、物理的なシフトのことをいうのではない。

ちなみに、それと気づかず、すでに第一歩を踏み出している自治体がある。北海道本別だ。全職員を集めて2016年度の予算を検討している町だ。こういうことをできる町長が偉い。

僕が初めてこの町に呼ばれた時もそうだった。全職員を集めて、「介護保険勉強会」を開催した時だ。驚いた1998年、介護保険の夜明け前のこと。

担当だけが知ってても意味がない。町民にとっては、町役場の人なら知ってるっしょ!と聞いてくる。その時に「いやぁ~担当でないから」っていうのは許されない。だから全員出席で勉強しようというわけだ。

「福祉といえば本別」そういわれるようになりたい。初対面の町長の言葉。そして、今や日本一の福祉首長になった。職員も全国区の人々が出て、大忙しで飛び歩いている。

町民は、災害時に仕事を有給で休んで、復旧にあたる。隣のことを放っておかない。そして町職員とひざ詰めで話し合う。若くて生きのいい開業医がいる。こういうのを動的システムという。やっぱりまた、地域包括ケアシステムの見本として、この町が脚光を浴びるんだろうな。

2015年11月23日 (月)

満月酒場別館BY

新宿の「満月酒場別館BY」の第1回日本酒の会が21日開催された。満月酒場別館BYは、全国の本当に良心的な酒蔵から、無濾過生原酒だけを取り寄せて提供する酒場だ。

日本酒が好きでたまらない。火入れしたり、加水したのは酒じゃない!っていう人々が日本中から集まって、完全に目隠しで、味だけで12種類の無濾過生原酒を評価した。

完全目隠しにも関わらず、ダントツの一位は、やっぱり「惣邑」だった。そして二位は「月の井」。きっとこれを読んでくれる人々も知らない酒だと思う。

惣邑は一家4人で細々と、でも誠実に作り続けられている銘酒だ。目隠しで、惣邑と知らされずに飲んで、それでもダントツの一番。スゴイね!

僕が一番に選んだのは「腰古井」千葉房総の蔵が作っている。これは生産量が少なく、市場に出回らない。ただ醸造年(BY)が2015なので、綺麗だけど刺々しい若い女性のような酒なんだそうだ。マスターは「この味を覚えていて、3年後にBY2015を飲んでみて」と言っていた。二番に選んだのは「惣邑」、三番には「月の井」だった。僕の舌もまんざら捨てたもんじゃない。

巷では獺祭がダントツの一位で、久保田の碧寿あたりがそれに続くのかなぁ?でも、そういう量産のために、加水され、加熱された酒じゃなく、生きている酒が無濾過生原酒なんだ。

酵母を殺さないと、酒は瓶の中で発行して蓋を吹き飛ばしちゃうし、すぐに酢になっちゃう。だから濾過された酒に水と火を加えて、酵母を殺す。そうすると量産できるし、常温保存も利く。

無濾過生原酒は、良質のワインと同じだから、5年、10年、20年以上経って更に美味しくなる。新宿にそんな酒場ができたなんて、やっぱり東京人は幸せだ。

次の日本酒の会は、12月12日。満月酒場別館BYの店長「ぶんちゃん」に電話して予約しよう。料理も絶品だからね。

TEL 03-6908-6410

ケアマネに明日はあるか?

11月13日西新宿で、国際医療福祉大学大学院の竹内教授と「ケアマネは生き残れるか」と題する公開対談を行った。

2006年から急速に厳しさを増す医療、介護業界。それぞれ40兆円と10兆円の市場規模だ。年金等のその他の社会保障を加えると国家予算を超える。半分以上を我々の保険料で賄っているから、できることなんだけどね。

介護保険の流れとしては、家事援助の保険外化、要支援者の保険者管理、要介護1・2の厳格化、と続いていく。そうすると、ケアプランの対象となる人は、要介護3~5で、そのサービスは、デイとショートくらいじゃん。そのケアプランに一部負担が導入されたら、被保険者はそれを払うと思う?払いたくないよね。

アセスメントチャートを使っているケアマネ、ましてソフトがないと支援業務できないというケアマネ、そういう人は要らなくなるんじゃないかな?っていう話。

じゃあ、どうする?勉強して知識を蓄えて、利用者と話したら、すぐにケアプランができちゃうケアマネ。しかもその利用者の要介護度を下げられるケアマネ。それしか要らない。あるいは地域包括ケアシステムの中心になり得るケアマネ。

さぁ、勉強だ!何度も言ってるけど、この世に勉強ほど面白いものはない!勉強が嫌なら、ケアマネとして生き残れない。

頑張ろう、応援している。

地域包括ケアシステム

地域包括ケアシステムが、あらぬ方向に行きそうで、とっても心配している。病院があって、老健があって、地域密着があって、訪問看・介があって、特養があって、云々…?そんなもんで地域包括ケアシステムができるなら、全国にできているはず。

そうじゃないんだなァ。沢内方式、信州モデル、尾道方式、等々!モデルがあるんだよ。その作り方もよく似ている。箱モノなんか要らないよ。

地域ケア会議をどこの自治体もやってるけど、それでできるなら、やってごらん。できそうもなくて行き詰ってるでしょ。それじゃ無理だもん。

システムって何?知らないでしょ!今のシステムは、ヒトを行動要素とする動的システムなんだよ。勉強しようよ。

住民のボランティアを只で使って?そんなの無理だって。アーバニズムの意味を知ってる?知ってたら、今の住民がタダで使えないことはわかるでしょ。

じゃあどうすんの?僕に聞くのが当然でしょ。でもね僕のギャラは高いよ(笑)

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